透明水彩:1 パレットについて(後半)
こんばんは、くろのです!
今日は前回の続き、透明水彩のパレットについてのお話、後半です。
前回の記事はこちらです。
それでは、どうぞ〜!
前回の記事では、やっと理想のパレットに出会えました…! という喜びから一転、思いもしなかった使いにくいポイントが発覚したため、どうしよう…としょんぼりしていたところでした。
そこで、透明水彩で絵を描かれる皆さまはどのようなパレットを使っておられるのかな? と、作家様のブログなどを拝読させていただくことに…!✨
そこで出会ったのが、ホネ山様という方のブログでした。
ホネ山様のブログです!
素敵な記事を拝読しているうちに、私はハーフパンなるものを知ることとなります…!
ハーフパンとは
絵の具を入れる長方形のプラスチックの空ケースのことで、普通のパンより小さめなのがハーフパン…だと思います!(曖昧で申し訳ありません…!💦)
色は白の他に透明もあります。
この写真のハーフパンは 幅1.5cm、奥行き2cm、高さ1cm となっていて、この中に絵の具を詰めて乾燥させて使用します。
ひとつの絵の具に使うスペースが小さいので、これならケースに入れても場所もそれほど取りません。
絵の具が増えても追加は容易ですし、またハーフパンひとつひとつが独立しているため、絵の具の順番を入れ替えるのも簡単です。
なによりたくさんの絵の具をひとつのケースに収納できます!
……これです〜!!。゚゚(*´□`*。)°゚。
早速うきうきでハーフパンをAmazonさんで探して注文することにしました。
また、ホネ山様のブログのハーフパンに関する記事はこちらです…!✨
【透明水彩】空のハーフパンはどこで売っている?(ミニパンも) | 水彩絵具使ってみた!ドットコム
ハーフパンをどんなケースに詰めるか
実は以前にもハーフパンという可能性に辿り着いたことがあったのですが、その時はあまりピンとこなかったんです。
その主な理由としては「混色に重きを置いていないので、なるべく省スペースで沢山の絵の具を詰められればいいかな〜🤔」と思っていたからです。
ひとつのケースに詰められるハーフパンの数はそれほど多くないと思っていたため、混色スペースのあるハーフパンケース(ハーフパンそのものを入れられる数は少し少なめ)にあまり惹かれなかったんですね💦
しかし絵の具沼にはまるとともに、混色の楽しさを知ってしまい(*ˊ꒳ˋ* )⋆*
なるべくならひとつのケースに手持ちの絵の具を全て出してしまっていたい、という新たな野望(←言い方…!)ができてしまいました。
そうして辿り着いたのがハーフパンで、なら次にケースをどうするか、という私が思っていたハーフパンの最初の問題に戻ってしまったのです。
う〜んう〜んと悩んでいる最中、またもホネ山様のブログで素敵な記事を見つけました……!✨
それがこちらです!
ハープパン用ケースの選び方と可愛い入れ物(お菓子缶、ペンケース、カードケースなど) | 水彩絵具使ってみた!ドットコム
もうまさにハーフパンケースで悩んでいる私への救いのような記事でした!✨
こちらを拝読していて目に留まったのは、書類などを入れるクリアケースにハーフパンを入れる、との記載です。
ホネ山様の記事によりますと、A5のケースでハーフパンが約92個入るとのことでした。なんてたくさん…!素敵です!。゚゚(*´□`*。)°゚。
書類ケースにハーフパンを入れるというのは考えもしなかったので、本当に目から鱗でした。
お菓子の缶など可愛いケースも憧れではあるのですが、今回は容量を重視することにしました☺️
買ってきました&作ってみました
というわけで、近くのセリアさんでA5サイズの書類ケースとケースの底に貼るマグネットシールを。同じく近くのダイソーさんで、ハーフパンの裏に貼るマグネットシールを買ってきました。
Amazonさんで注文をしたハーフパンも届きました。
どどんと100個入りです!
ケースにマグネットシートを貼る前に、一度ハーフパンを並べてみました。もうすでにわくわくです…!
なんと全部入れてもまだ余裕があります……!!。゚゚(*´□`*。)°゚。
100個すべてのハーフパンを入れることができました!(不足のないように余分に入れてくださっていたとのことで、実際には101個入っていました。嬉しいです〜…!)しかもまだケースにスペースがあるので更に絵の具を足すことができます。これは予想外に嬉しい出来事でした…!
ほくほくしながらケースの底とハーフパンの底にマグネットシートを貼り付けていき、再度並べてみました。
マグネットシートの形が歪なのは私が不器用なためです(笑)😂きれいに入らなくて何度も試行錯誤しました(そして切り刻まれてゆくマグネットシート)
なにはともあれこれでハーフパンを貼り付ける準備ができたので、以前使っていたセリアさんのSIKIRIケースとダイソーさんのパレットから絵の具の引っ越しを開始します。
パレットナイフを持っていなかったため、こちらのペーパーナイフを急遽セリアさんで買いました。この広い幅の方で絵の具をすくい上げ、ハーフパンに移動させていきます。
余談なのですが、メーカーさんごとに絵の具の柔らかさが全然違うのが面白かったです…! ホルベインさんは割と柔らかめなものが多く、クサカベさんはぱきっとケースから取れてくれるものがほとんどでした。セヌリエさんはびっくりするほど柔らかかったです。ウィンザー&ニュートンさんは崩れることなく取れてくれることが多かったです。
(あと更に余談なのですが、シャドーグリーンとパーマネントバイオレット(どちらもホルベイン)は岩海苔みたい、セピア(クサカベ)はチョコレートみたいだなぁとか思ってました(笑)(*´﹃`*)←何の話?)
ハーフパンの側面にメーカー名と色名を油性ペンで書き込みつつ、せっせせっせと絵の具を移動させていきます。同時進行でシールに色名とメーカー名を書き、どんな色か分かるように薄く色を塗って乾かし、蓋の内側に貼り付けました。なかなか骨が折れる作業ではありましたが、これも理想のパレットのため…!
ですがパレットを作るのはとても楽しいので、疲れはしましたがあまり苦ではありませんでした✨☺️
そうして完成したパレットがこちらです!
……きたないです!!(泣)
お、おかしいです…みなさまのハーフパンに入っていた絵の具はもっとこう…なだらかな表面をしていたはず…!😂
固まった絵の具を無理矢理に剥がして詰めてしまったため、中にはこう…ぐっと折り曲げて詰めたりなんかしてしまったので(笑)このような惨状に…!
ちなみに蓋はこのような感じになりました。
こちらも悲しいことにきれいとは言えませんが(笑)(字もシールの貼り方も😂)一度貼ってもある程度は貼り直せるのと、色がぱっと見て分かるようになっているのでこの方法にしてよかったな〜と思います。もしくはケント紙か何かにシールを貼って、色見本を独立させた方がいいかもしれません。この辺りはもう少し考えてみます。
チューブから直接絞ったものはきれいになってくれます。硬めの絵の具はそうでもないのかな?
なにはともあれ、これでよっつめのパレットが完成いたしました!やった〜!✨
早速使ってみた感想ですが、とにかく使いやすいです…!ひとつのケースのみで完結していますし、A5サイズなので場所を取りません。今は81色の絵の具を持っているのですが(すでに前回の記事から4色増えている模様)場所にまだ余裕があるので気持ちがとても楽になりました(*ˊ꒳ˋ* )⋆*
今回のパレット作りでとても参考にさせていただいた、ホネ山様もブログの記事で仰っておられたのですが、書類ケースのサイズをA4にしてしまうと大きすぎて使いたい絵の具を探すのが大変かもしれません。流石に100色は超えない……はず、です……(小声)
あとはこの使いやすくなったパレットでもりもり絵を描いていきたいです!✨
長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました…!